【応援団レポート】スキー&スノボ滑走シーンを変える⁈ インカム「Cardo」「bone」を試してみた!

そこで、今回はハピスノ応援団のおふたり、太田有紀さんと大瀧悠佳さんにご協力いただき、ヘルメットやゴーグルに装着する「Cardo(カルド)」とゴーグル一体型「bone(ビーワン)」、インカム2種類の体験レポートをお届けします。
スキー&スノーボードにインカムは必要?

そもそも、スキー&スノーボードシーンにインカムって必要なのでしょうか? 先にハピスノ編集部的な結論を言ってしまうと、“安全性”の観点からあると役立つもの。そして、“快適性”や“満足度”を向上するためにも重要な商品といったところでしょうか。
一方で、インカムはまだまだ浸透しているとは言えず、今後も、ボリュームとはなりえないと思います。やはり、高額な商品であることがネックになるかと。
それでも、ハピスノ編集部が取り上げるのは、“安全性”と“快適性”、そして、“満足度”はファミリースキー&スノーボードにとって、とても重要な要素だと認識しているから。安い買い物ではありませんが、「ぜひ、使ってほしい」と考えているからなのです。

では、改めて、インカムのメリットについて紹介していきます。ご存じのように、トランシーバーのようなものですが(トランシーバーの一種)、最初に設定してしまえば、ボタンを押すことなく、ただ話すだけで、離れていても自然な会話が可能です。
スキー&スノーボード滑走シーンで考えると、たとえば、コースの分岐点で「次は右に曲がろう」とか、「転んだからちょっと止まって」などの指示を、滑りながら、大声を張り上げることなく伝えることができます。
また、前を滑る子供が前方ばかりに気を取られていたら、「この先に合流地点があるから右から滑ってくる人に気を付けて」、そんなアドバイスもおくることも容易。そうなんです、インカムの有無だけで、これだけ“安全性”を向上することが可能なんです。

そして、じつは、もっとも利点を感じられるのがレッスンシーンです。通常、滑り終わってから「いまの滑りはどうだったよ」といった指示をするケースが多いかと思いますが、インカムを使えば、リアルタイムで「目線を前に」とか「膝を曲げて」とか、的確な指示をおくることができるんです。
滑り終わってから、小さな子供に「3つめのターンが…」なんて言っても理解はできませんからね。
インカムがレッスンの“快適性”と“満足度”を上げるのに役立つのは理解いただけるかと思いますが、実際に、レッスン時に使用しているスクールも出てきているようです。

今回、ご紹介するインカムはともにBluetooth仕様。電波で通信するスマホと違い、インカム機器同士をBluetooth技術でつなぐため、電波が弱くても問題ないですし、かつ、スマートフォンも必要ありません。そして、通信距離はメーカー発表で「bone」が700m、「Cardo」にいたっては1,000m!
最初は目の前にいない人の声が聞こえることに違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくると、リフトやゴンドラで違う搬器に乗っていても、隣にいるかのように会話ができるようになります。
家族で別々の搬器に乗車しても、常に一緒にいるかのように会話ができるのって、とっても素敵! クワッドリフトで4人並んで、いちばん端のパパだけ蚊帳の外なんてことにもなりにくいと思いますよ。
「Cardo」は革新的な技術満載! クリアな音で自然な会話ができる

「Cardo(カルド)」はバイク用インカムとして、パイオニア的な地位を確立するトップブランド。数多くの革新的な技術を開発しており、そのノウハウを活用して誕生したのが、スキー&スノーボードをはじめとした様々なスポーツシーンで使える「PACKTALK OUTDOOR」です。
わたしは昨シーズンから愛用していますが、前述の通り、レッスンシーンで重宝しています。ハピスノ主催の「雪育スキー&スノーボードスクール」では子供たちのヘルメットに装着。コーチであるオリンピアンと常に会話している時間を過ごしてもらい大好評でした!
ただひとつの難点が、ヘルメットとインカムの接続部「クランプ」がとても硬かったこと。昨シーズン、短い時間で10数個の取り付け作業をせねばならず、指を切ってしまったのですが、そのフィードバックをしたところ、現在発売中のモデルはとっても容易に外せるようになっていました。
この対応力もCardoのすごいところだと感じています。

ママ目線のコメントは、同じく、昨シーズンからの愛用者、太田有紀さんから。太田さんはふたりの子供を育てながら、キッズ・ジュニア世代の育成にも注力しているママ・プロスノーボーダーです。
「子供って、少し滑れるようになったら、ゲレンデを自分の思うまま滑走したいって感じるものですよね。ただ、ママ対ふたりの子供の場合、子供たちがバラバラに、なんてしょっちゅう。年齢的に、レベルも滑走スピードも違うので、それは仕方がないこと。
でも、Cardoを使っていれば、ふたりともに指示ができますし、たとえ、ひとりが間違って違うコースに行ってしまっても、Cardoの最大通信距離は1,000mもあるので、大概、キャッチすることができるんです。
また、滑走時にハンズフリーで普通に会話ができるのもうれしいポイント。もちろん、レッスンにも有効に使えますが、わたしは結構、他愛もないことを話したりしています(笑) けど、それも、わたしたち親子が仲よくいられる要因のひとつなのかもしれません。
今回の取材で、はじめて6人という大人数で使いましたが、本当にストレスがないのに驚きました。とにかく、音がクリア! これも、世界的に有名なオーディオブランドJBLと共同開発したサウンドシステムのおかげなのだとか。今度は、音楽も聞いてみようと思います」

最後に、ひとつ、追加しておきたいのが「ノイズキャンセリング性能」。Cardoはバイク業界という、時速100km超の世界での使用をベースに開発されたものなので、強い風切り音のなかでも、とってもクリアに会話することができます。
以前、某ブランドのものを使用したとき、風の音がうるさくて、耳が痛くなったことがありましたが、Cardoは会話をしていないとき、あまりに静かすぎて、接続が切れたのかと何度も「聞こえてる?」と聞いてしまったくらい、優れた性能を持っているんです。
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Cardo「PACKTALK OUTDOOR」
■Bluetoothバージョン:5.2
■通話人数:最大15人
■最大通信距離(ユニット間):1,000m
■最大通話時間:10時間
■連続待機時間:10日間
■本体サイズ:約44mm×88mm×25mm
■本体重量:49.5g(ケーブル含まず)
■実勢価格:2個セット69,800円(税込)
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ゴーグル一体型インカム「bone」は装着感も見た目も違和感なし!

一方の「bone(ビーワン)」は骨伝導イヤホンとBluetoothインカム機能を搭載したゴーグルです。6人までの同時通話が可能で、最大通信距離は700m。Cardoに比べると、ともに劣りますが、ファミリーでの使用を考えれば、十分すぎる数値でしょう。
そして、最大の特徴は、ゴーグル一体型という点。ゴーグルの内側両サイドにバッテリーなどが配置されていることで、若干、視界が狭い感覚はありますが、滑走に違和感はありませんでした。
また、重さも気になるレベルではありません。資料では、同サイズの一般的なゴーグルが170~195gであるのに比べ、boneは225g。30~50g程度の差ならば当然でしょうか。

ママ目線からのコメントは大瀧悠佳さん。彼女は全日本スキー技術選手権大会上位入賞の経験もある一流スキーヤーで、現在は「USMR SKI SCHOOL」のCOOを務めています。また、昨シーズン、Cardoを使用したこともあるので、比較の観点でもコメントを頂戴しました。
「まず、Cardoとの違いはゴーグル一体型という点ですよね。ゴーグルとインカムがセットになって、39,600円と考えると、決して安いとは言えませんが(笑)、お手頃感があるような気はします。
音もとってもクリアでした。取材日はちょっと風が吹いていたのですが、風切り音なども気になりませんでしたし、もともとがゴーグルなので、フィット感も良好。ただし、骨伝導のアームが飛び出ているので、ヘルメットの上から着用すると少々違和感はありました。
レンズはいま流行りのマグネット式で取り外しが可能。しかも、調光レンズも各色選べます。デザイン的にはオーソドックスな感じはしますが、ベルトは白と黒がありますし、万人受けすると思いますよ」

レンズを取り外しできる「マグネットロックレンズシステム」に、多様な調光レンズ。さらには、アジアンフィットでの展開など、ゴーグルとしてのクオリティも高く、選びやすいオーソドックスなデザインも◎。
ジュニア向けにはヘルメット一体型もあるようです。
なお、ゴーグルやヘルメットは顔や頭の形にしっかりフィットするのを選ぶのが基本なので、実際に試着してみて、フィット感を確認してからの購入をおすすめします。
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「bone」
■Bluetoothバージョン:5.2
■通話人数:最大6人
■最大通信距離(ユニット間):700m
■使用時間:8時間
■本体サイズ:約180mm×95mm
■本体重量:225g
■実勢価格:39,600円(税込)
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Bluetoothインカム2選_まとめ

Bluetoothインカムが“安全性”“快適性”“満足度”を向上させるものであることは、ご理解いただけましたか? 今回ご紹介した「Cardo」も「bone」も高額な商品であることは間違いありません。
ですが、安全、かつ快適に、しかも、ファミリースキーそのものの満足度をアップさせてくれるとなれば、マストバイではないでしょうか。
ぜひ、Bluetoothインカムをゲットして、最高の2025/26ウィンターシーズンをお過ごしください。
