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Bluetoothインカム「Cardo」でスキー滑走中に会話を楽しもう!|ハピスノ応援団レポート_2024/25

ハピスノ編集長●竹川紀人 2025.02.20
スキー&スノボ滑走中、とってもクリアに、もちろん、ハンズフリーで子供と会話できる。そんなアイテムがあったら、いろんな使い方を想定できますよね。

「滑りながら子供に教えられる」とか、「リフトに分かれて乗ってもみんなで会話できる」とか。なんか、楽しい親子旅になりそうじゃないですか?

今回はそんな神アイテム! Bluetoothインカム「Cardo」を、ハピスノ応援団の大瀧さん親子と使ってみました。
  • 最先端技術が濃縮された「Cardo」

    今回、ハピスノ応援団の大瀧悠佳さん、愛那ちゃんと一緒に使ってみたのは、Bluetoothインカム「Cardo(カルド)」です。

    そもそものお話で、Bluetoothインカムとはトランシーバーやスマートフォン電話での通信とは異なり、インカム同士をBluetooth技術でつないで会話するデバイス。

    以前から、スキー&スノーボードシーンで使えるインカムはありましたが、スマホとの接続がマストのものがほとんど。つまり、子供もスマホを持っていないと使えなかったり、スマホの充電が落ちてしまって使えなくなったり…。使い勝手がイマイチでした。

    その点、Bluetoothインカム「Cardo」なら、インカム本体さえあれば大丈夫。インターネット環境も必要ありません。しかも、最大10時間の連続通話が可能! 寒冷地などではバッテリーの消耗が早いといったこともありがちですが、実際に、まるっと1日、使えました。

    着用方法としては、ヘルメットに装着するか、もしくは、ゴーグルに装着するかの2択。イヤホンを使ってデバイス本体はウェアに入れる手もありますが、転んだときを考えると、あまり、おすすめはできません。

    わたしはヘルメットに着用しましたが、付けていることを忘れるくらい、違和感なし。愛那ちゃんも「いつもとほとんど変わらない」と話す通り、とても軽量に作られています。

  • [1]安全を的確に指示できる!

    ここからは実際にCardoを使って感じたメリットをご紹介していきます。ひとつめは「安全を的確に指示できる!」。

    たまに大声を張り上げて、子供にいろんな指示をしているパパ・ママを見かけますが、Cardoなら普通に会話をするように「人が多いからスピードを緩めて」とか「次の分かれ道、右に曲がって」とか、子供の後ろを滑っていても的確な指示を出せます。

    「今日みたいに大雪で視界があまりない状態でも、安全に滑れるように指示ができますし、なにより、翌日、大声を出しすぎてのどが痛いということはなさそうです(笑)」とは、悠佳さん。

    パパ・ママがやさしく声掛けをしてあげることで、子供が安心して滑れるというメリットは大きいと感じました。

  • [2]レッスンシーンで大活躍!

    じつは、悠佳さんは元トップスキーヤー。現在も多くの子供にスキーを教えており、取材中も愛那ちゃんにしっかり指導!

    「滑っているときに、スキーの指導ができるのはいいですね」。

    イストラクターが下にいて、上から滑ってくる生徒に、滑り終わったあとに指導するというシーンはよく見かけますが、自分がどう滑っているかわからないのに、もっとこうして! と言われても、教えられる側としては理解が難しいものです。

    まさに滑っているときに、「もっと膝を曲げる」とか、「手の位置を前に」とか伝えれば、いまの姿勢より膝を曲げるんだなとか、手の位置を前にするんだなとか、理解は容易ですよね。

    子供の上達スピードをあげてくれる! Cardoにはそんな効果もあるのは間違いありませんね。

  • [3]家族の会話が楽しい!

    スキー&スノーボードは行き・帰りの車のなかとか、リフトに乗っているときとか、お泊まりならホテル内でも、親子の会話が弾むレジャーです。その一方で、親子旅の多くの時間を占める滑走中は、話す声が聞き取りづらいので、無言になりがち。

    それが、Cardoを使えば、とってもクリアに声が聞こえるので、ストレスなく会話ができます。しかも、遮蔽物がなければ、なんと1,000mもつながるそう。さらに、最大15人まで一緒に会話ができるんです。

    「リフト搬器2台に分かれて乗り込んでも、一緒のリフトに乗っているように会話ができるなんて、いままでにない体験です。最初はちょっと戸惑いましたが、慣れてくれば、まったく違和感なく、すぐ近くにいない人と会話ができます」(悠佳さん)。

    ちょっと気を付けないといけないのは、すぐ近くにいないからといって、その人の悪口は言えないこと。全部、筒抜けです(笑)それだけは気を付けましょう(ミュート機能があるので、使いこなしてください)。

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    Cardo(カルド)「PACKTALK OUTDOOR」
    ■Bluetoothバージョン:5.2
    ■通話人数:最大15人
    ■最大通信距離(ユニット間):1,000m
    ■最大通話時間:10時間
    ■連続待機時間:10日間
    ■本体サイズ:約44mm×88mm×25mm
    ■本体重量:49.5g(ケーブル含まず)
    ■実勢価格:2個セット69,800円(税込)
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  • Bluetoothインカム「Cardo」_まとめ

    ハピスノ編集部的にはぜひ、家族に使ってほしいBluetoothインカム「Cardo」ですが、いかがでしたか? 友達同士でわちゃわちゃ楽しむのにも使えそうですし、スクールシーンでも活用できそうですね。

    安全のため、子供の上達のため、そして、家族の会話のため、ぜひ、使ってみてください。

ハピスノ編集長●竹川紀人
埼玉県出身。30年にわたり、スキー&スノーボード関連メディアに携わる。なかでも、ファミリースキーの普及・啓発を目指し、各種メディアのディレクター業も兼務。「ハピスノ」は7年前に創刊。これまでに取材したスキー場数は200を超え、ファミリー対象の雪上イベントも多数開催。テレビやラジオなどのマスメディアにも積極的に出演中。