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リゾートレポート

長野「タングラムスキーサーカス」で元祖“雪の遊園地”を遊ぶ!|春スキー特集2023/24

ハピスノ編集長●竹川紀人 2024.03.09
スノーラフティングやスノーモビルをはじめとする雪上アトラクションの登場に伴い、多くのメディアがスキー場を"雪の遊園地"と呼ぶようになって久しいですが、その元祖ともいえる存在が「タングラムスキーサーカス」(長野 信濃町)です。

春のぽかぽか陽気のなか、幼児から大人まで本気で楽しめる"雪の遊園地"で遊んでみませんか?
  • アトラクションの王道! スノーラフティング&スノーモビル

    "雪の遊園地"的雪上アトラクションの筆頭といえば、スノーラフティングでしょう。いまでは多くのスキー場に導入され見慣れたアトラクションかもしれませんが、タングラムスキーサーカスのそれはひと味違います。

    まず、グリーンシーズンはゴルフ場という広大なスペースを使用しての走行のため、とにかくビッグスケール。しかも、運転手は超熟練のスタッフで、スピードからボートをドリフトさせる具合まで、子供の年齢や走行中の表情を判断しつつ微調整。誰もが満足できること請け合いです。

    写真のようなバナナボートタイプも選択可能。こちらはボートを足で挟み、取っ手をしっかりつかんで、自分でカラダを支えないといけないので、小さな子供には不向きかもしれません。

    ですが、当然、ラフトタイプに比べると安定感に欠ける分、スリリング。しかも、落ちてしまうかも! という恐怖感も堪能できるとあって、やんちゃなキッズには大好評。

    もちろん、落ちたってやらわかい雪の上。みんな笑い転げているので、その点はご安心を!

    【スノーラフティング】
    ■営業時間:10:00~16:30(最終受付16:00) ■料金:1回(2km)2,500円 ※4名まで同一料金。追加1名500円

    続いて人気なのがスノーモビル。エンジン付きの乗り物に、なんと! 小学1年生から乗れちゃうんです。

    フルスロットルでガンガン飛ばす子もいれば、慎重派でゆっくりゆっくり安全に走行する子も。性格が顕著に表れるのがおもしろいところです。

    【スノーモビル体験】
    ■営業時間:10:00~/11:30~/13:00~/14:30~ ■資格:小学生以上 ■料金:1回(5周)2,500円

    ゲレンデベースにあるキッズパークも超広々。パーク内は長さ40mのスノーエスカレーター完備だから、疲れ知らず。エンドレスにそりをする子供たちが続出中!

    そりのレンタルは無料。定番タイプからジップフィー、ハンドル付きのそり、さらには、写真のような連結そり「スネークグリス」まで、ラインナップは多彩です。

    幼児向けには雪遊び広場があるのはもちろん、雪上版メリーゴーランドともいえる「ボーラーカルーセル」があります。チューブに乗ってくるくる回るアトラクションですが、雪面が波打つようになっていて、小さな子たちはきゃっきゃっと叫んでいます。

    無料の休憩所もパーク内にあるので、こちらも小さな子連れ家族には好評です。

    【キッズパーク】
    ■営業期間:~2024年3月31日 ■営業時間:9:30~16:30(最終受付16:00) ■料金:4歳~小学生1,000円 大人1,200円 ※3歳以下無料(要保護者同伴)

  • 今シーズンもまだまだ雪たっぷり! しかも北西斜面で雪質最高

    今シーズンは3月に入り降雪が順調! ご多分に漏れず、タングラムスキーサーカスも雪たっぷり。しかも、北西斜面が多く日が当たりづらいため、午前中はベストシーズンかのような雪で滑ることができると評判です。

    ゲレンデはスキーセンターを兼ねる「ホテルタングラム」を頂点にした逆三角形。ほとんどのコースがホテルに滑り込むレイアウトなので迷子になる心配もなく、ファミリーにもぴったり。

    おすすめはホテル前の平均斜度13度「ハートランドライン」。キレイに圧雪された幅広バーンでレッスンにも最適です。滑り派のパパは朝イチ、まだ日が当たり切っていないコースをキレッキレのカービングで攻めてみてはいかがでしょうか?

    少し滑れるようになったら、タングラム名物! くねくねコースの「ジグザグライン」、さらには景観の素敵な「フォレストライン」にもチャレンジしてみてくださいね。

    そして、初心者ファミリーにめちゃくちゃありがたいのがゲレンデ下部にある「キッズ&初心者練習エリア」。ドーム型スノーエスカレーターが常設されているにもかかわらず、利用はなんと無料なんです!

    はじめてのスキー&スノーボードで、いきなりリフトに乗るのはハードルが高いですが、ここでしっかり基礎を習得してからなら安心ですね。

  • ゲレンデ直結「ホテルタングラム」で春スキー最後のリゾート滞在を!

    荷物が多くなりがちなファミリースキーは、到着後の移動をできるだけ少なくすることが成功の秘訣です。リフト券売場やレンタル、スクール受付など、それぞれの動線はしっかりチェックしておきたいところ。

    お泊まりなら宿泊先も重要です。キーワードは“ゲレンデ直結”。

    タングラムスキーサーカスなら「ホテルタングラム」がおすすめ。駐車場は目の前ですし、スキーセンター機能も兼ね備えているので、滑走前の準備は館内ですべて完結! 準備に手間取ることなくスムーズに遊び始められるので、疲労度は大幅に軽減されますよ。

    ホテルタングラムの客室は全室40㎡と超広々。スタンダード洋室のほか、幼児連れ家族におすすめの「わくわくわしつ」、長野県PRキャラクター、アルクマのコンセプトルーム「アルクマルーム」など、キッズやファミリーが喜ぶ客室タイプが多彩です。

    なかでも注目は、2022年に1号館4階をリニューアルして誕生した「森のフロア」。このフロア宿泊者はドリンクコーナーのコーヒーや紅茶が飲み放題だったり、ランドリールームが無料で使えたり(洗剤まで無料!)、うれしい特典が受けられます。

    なお、客室は写真の「和洋室」のほか、「モダン和室」「レジデンシャルスイート」から選択可能です。

    ホテルタングラムの魅力はこれだけではありません! 和洋中の本格料理が食べ放題のバイキング、ジャグジー付きの本格的な室内プール、露天風呂付きの温泉大浴場などなど。ワンランク上のリゾート滞在を感じさせてくれる上級のサービスが多彩なんです。

    ホテルタングラムの営業も、タングラムスキーサーカス同様、2024年3月31日までの予定です。シーズンの締めくくりは、ホテルタングラムでのお泊まりリゾートステイを満喫してみませんか?


    【タングラムスキーサーカス】
    ■住所:長野県上水内郡信濃町古海3575-8
    ■電話:026-258-3673
    ■営業期間:~2024年3月31日

ハピスノ編集長●竹川紀人
埼玉県出身。30年近く、スキー&スノーボード関連メディアに携わる。なかでも、ファミリースキー&スノーボードの普及・啓発を目指し、ファミスキ応援委員会「ファミスキ.jp」を立ち上げたり、「ぴあ こどもと遊ぼう冬」のディレクションを担当するなど、各種メディアの企画立案も。「ハピスノ」は6年前に立ち上げ。これまでに取材したスキー場数は200を超え、ファミリー対象の雪上イベントも多数開催。