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想像以上に少ないスクール情報。子供が楽しく上達できるスクールはどう選ぶ?|ハピスノ講座

ハピスノ編集長●竹川紀人 2023.11.24
ハピスノwebでも「テーマ別スキー場特集」のなかで、人気のキッズスクールを紹介してはいますが、じつは、スクールの数はスキー場の何倍もあるんです。それにしては、スキー場や宿泊施設、ギア&ウェアと比べても、スクールの情報は圧倒的に少ない。今回はそんな情報量の少ないスクールの選び方についてご紹介します。
  • スクールを選ぶ重要性を認識しよう!

    大切な子供を預けるスキー&スノーボードスクール。同じように子供を預ける幼稚園や保育園、塾はあれだけ真剣に考えるのに、スキースクール選びを軽視している方は本当に多いと感じます。というか、軽視している認識すらないパパ・ママがほとんどなのでしょう。

    スキー&スノーボードに行くとなると、スキー場から決める方がほとんど。その時点で、大きなスキー場でもない限り、選べるほどスクールはないんです。つまり、スキー場を決めてしまえば、自ずとスクールは決まってしまう。そもそも、スクールを選ぶという感覚がないんですね。

    もちろん、すべてのスクールがキッズレッスンに長けていれば、なんら問題はありません。しかし、これまで多くのスクールを取材・体験してきましたが、その格差は想像以上に大きいと言わざるを得ません。インストラクターが子供の扱いに慣れているかとか、子供を教えやすい環境が整っているかとか。

    とくに、初心者キッズにとっては、はじめてスキー&スノーボードに接する場所。そこでの体験が重要なことはいうまでもありません。だからこそ、ハピスノ編集部としてはスクール選びを重視することを提唱しているのです。次からは、ハピスノ流スクールの選び方をご紹介します。

    キッズスクール_詳細情報
  • スクールの選び方[1]スクール情報入手

    では、スクールはどうやって選んだらいいのでしょうか? まずは、数は少ないですが、キッズスキー&スノーボードスクール特集を掲載しているメディアを熟読しましょう。ハピスノなら、このハピスノ講座とテーマ別スキー場特集のなかの「キッズスクール自慢のスキー場」です。

    件数・エリアとも十分とは言い難い特集が多いですが、それでも、それらの特集が大きな参考材料となることに間違いはありません。それぞれの特集記事を熟読し、エリア的にマッチするのであれば、そのスクールを選ぶというのが、キッズスクール選び成功のいちばんの近道でしょう。

    キッズスクール_詳細情報
  • スクールの選び方[2]子供の多さで選ぶ

    ファミリーに人気のスキー場のスクールであれば、子供を教える機会は多いはずです。そこには、いい意味での“慣れ”が生まれます。

    たとえば、まだカタカナを習っていない未就学児にボーゲンを教える際、「ハの字」と言ってもわからないので、「ここに三角おにぎりがあるから、つぶさないように滑ろうね」とか、どうしてもスキーの先端の重なりが気になって下を向いてしまう子には、バックボーゲンをしながらジャンケンをして、自然に前を向かすとか。

    そんな保育士的視点を習得するためにも、やはり“慣れ”は重要なのです。インストラクターが自然と育つ環境、それが子供の多いスキー場のスクールというわけです。

    キッズスクール_詳細情報
  • スクールの選び方[3]キッズ専門を選ぶ

    最近、キッズ専門のスクールが話題です。いくつか例に挙げると…。

    ■オリンピアンのスノーボーダー、伏見知何子さんがヘッドコーチを務める「ヒキダス!Kidsスノーボードアカデミー」(舞子スノーリゾート)

    ■リアルママで元ナショナルデモンストレーターの中澤美樹さんが校長を務める「ママミキーキッズスノースクール」(舞子スノーリゾート/湯沢中里スノーリゾート)

    ■特許取得の人工マットを使ったレッスンが特徴的な「クレヨンしんちゃんキッズスキースクール」(安比高原スキー場/鷲ヶ岳スキー場)

    ■キッズ専門スクールの急先鋒!様々な特許取得レッスンが斬新な「パンダルマンキッズスノースクール」(富良野スキー場/苗場スキー場/軽井沢プリンスホテルスキー場)

    ■細分化されたクラス分けで上達が早いと評判の「スキッズ・キャンプ」(サンメドウズ清里スキー場/石打丸山スキー場)

    子供の多いスキー場のスクールと同様に、これらのスクールの先生方は基本、子供しか教える機会がないわけですから、当然、その“慣れ”は突出したものがあります。もちろん、キッズに特化したスクールメソッドは秀逸です。ホスピタリティとメソッドが完璧なら、鬼に金棒ですね。

    「スクール情報を入手」「子供の多さで選ぶ」「キッズ専門を選ぶ」。この3つの視点を持って、今シーズンは、スクール選ぶことを重視してみてはいかがでしょうか?

    ママミキーキッズスノースクール_公式サイト ヒキダス!Kidsスノーボードアカデミー_公式サイト クレヨンしんちゃんキッズスキースクール_公式サイト パンダルマンキッズスクール_公式サイト スキッズ・キャンプ_公式サイト
ハピスノ編集長●竹川紀人
埼玉県出身。30年近く、スキー&スノーボード関連メディアに携わる。なかでも、ファミリースキー&スノーボードの普及・啓発を目指し、ファミスキ応援委員会「ファミスキ.jp」を立ち上げたり、「ぴあ こどもと遊ぼう冬」のディレクションを担当するなど、各種メディアの企画立案も。「ハピスノ」は6年前に立ち上げ。これまでに取材したスキー場数は200を超え、ファミリー対象の雪上イベントも多数開催。