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リゾートレポート

来季100周年! 長野「野沢温泉スキー場」は親子コンテンツも充実|ファミリースキー特集2022/23

ハピスノ編集部●高橋美穂 2022.12.02
ファミリースキーにおすすめのスキー場を紹介する連載企画。今回は総面積297haという日本屈指のスケールと来季で開業100周年という歴史を誇る「野沢温泉スキー場」(長野 野沢温泉村)。

上級者イメージが強いスキー場ですが、じつは、全長8km超の初級コースがあったり、動く歩道完備のキッズパークが無料だったり。親子向けコンテンツの充実度も見逃せません。アフタースキーは野沢温泉で外湯めぐり!
  • ファミリーにもやさしいビッグゲレンデ

    標高1,650mの毛無山山頂から扇状に広がる「野沢温泉スキー場」は、日本最大級のビッグスケールを誇るスノーリゾート。最長滑走距離10,000mに全44コース! とてつもない規模感です。

    営業期間は11月末から5月上旬まで。ロングシーズン営業のスキー場としても人気を博しています。パウダースノーの評判も高く、その雪質は折り紙付き。

    昨シーズンには「長坂ゴンドラ」がリニューアルされ、キャビン内には自然換気システムと高いクッション性のシートを採用。長坂エリアからやまびこエリアまで、約8分間の快適な空中散歩をお楽しみください。

    写真は「上ノ平ゲレンデ」。長坂ゴンドラに乗って、上ノ平ゲレンデ~パラダイスゲレンデ~林間コースを滑れば、初級コースのみで、なんと8,200mものロング滑走が可能。たった1本滑るだけでも子供の滑りが見違えますよ。

    なお、上ノ平ゲレンデ途中には「ファミリーレーン」も。幅広な超緩斜面で、はじめてスキー&スノーボードを体験するキッズも安心です。

    野沢温泉スキー場には、もうひとつ、ファミリーにおすすめのポイントが。なんと、中学生までリフト券がこども料金なんです! お兄ちゃん、お姉ちゃんもお得に滑ることができますね。

    ゲレンデ_詳細情報
  • 移動も楽ちん! 無料のキッズパーク

    日影ゲレンデにある「日影キッズパーク」は、充実のふわふわ遊具や動く歩道完備の本格派。にもかかわらず入場無料で、しかも、そりのレンタルまで無料というから驚き!

    キッズゲレンデでは滑走練習OK。そり&チュービングのコースとは区切られていて、安全にレッスンできると評判です。そり遊びからステップアップして、スキー&スノーボードに挑戦したいキッズにはもってこいですね。

    動く歩道「ナスキーウェイ」は写真のようにフード付き。寒い日や雪が降っている日も寒さ知らずで楽ちん!

    さらに、すぐ近くのインフォメーションセンター内には、これまた無料の屋内キッズルーム「ナスキールーム」があります。疲れたり、万が一、天候が急変したりしても安心ですね。

    なお、長坂センターハウスに駐車した場合は、日影ゲレンデまではそり付きスノーモービル「送迎ナスキー号」で。アクティビティのような乗り物ですが、無料で利用することができます。

    また、野沢温泉街からは約300mの動く歩道「遊ロード」(無料)が設置されているので、そちらからのアクセスもスムーズです。

    【日影キッズパーク】
    ■営業期間:2022年12月17日(土)~2023年4月2日(日)
    ■営業時間:9:00~16:00
    ■料  金:無料

    日影キッズパーク_詳細情報
  • ジップラインやスノーシューも体験!

    野沢温泉スキー場は、広大なスケールを生かしたアクティビティも多彩。写真は「ジップ・スカイライド」。日影ゲレンデ最上部から麓まで張られたワイヤーケーブルで、ゲレンデ上空を飛ぶことができます。

    全長652m、最大時速は約70kmとかなりスリリング! 親子で非日常体験を味わってみてはいかがでしょうか。

    【ジップ・スカイライド】
    ■営業期間:2022年11月26日(土)~2023年5月7日(日) ※12/29、2/3、5/4を除く木曜定休
    ■営業時間:9:30~16:00(最終受付15:30)
    ■対  象:小学生以上・体重25~110㎏
    ■料  金:[1回券]大人2,000円/こども(中学生以下)1,200円 ※リフト代含む

    野沢温泉の広大な自然をゆっくり散策できるスノーシューイングも人気。ゲレンデでは見ることができない景色が広がっています。カモシカやウサギなどの野生動物に出会えるかも!

    歩くことができるのは、上ノ平ゲレンデ脇のスノーシュー専用コース。非圧雪の自然の地形を歩くので、安全に気を付けてふかふかの雪を踏みしめながら、一面の白銀の世界を楽しんでくださいね。

    【スノーシューイング】
    ■営業期間:2023年1月下旬~2023年3月下旬
    ■料  金:[スノーシューレンタル(1日)]大人3,000円 ※スノーシュー・ポール・ブーツセット

    スノーアクティビティ_詳細情報
  • アフタースキーは温泉街で外湯めぐり

    野沢温泉の大きな魅力のひとつは、アフタースキーに外湯めぐりを楽しめるところ。温泉街には13の外湯が点在しており、スキー場での遊び疲れはもちろん、日常の疲れも癒してくれます。

    写真は、野沢温泉のシンボルともいえる「大湯」。温泉街の中心にあり、江戸時代の趣きを現在に伝える湯屋建築も美しいと評判。泉質は単純硫黄泉で、胃腸病・リウマチ・婦人病に効果的といわれています。

    こちらの写真は100度近い熱湯が湧き出す、大釜・丸釜・ゆで釜・竹のし釜・下釜という大きな湯だまりからなる麻釜(おがま)。国の天然記念物にも指定されている野沢温泉の奇勝のひとつです。

    麻釜は住民たちが食品を茹でるためにも利用されてきました。周辺の店舗では、麻釜で調理した温泉卵や笹団子が販売されています。もちろん「麻釜の湯」など、麻釜を源泉とする温泉も点在しています。

    外湯めぐり_詳細情報
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    野沢温泉スキー場
    ■住  所:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
    ■電話番号:0269-85-3166
    ■アクセス:[車]上信越道 豊田飯山ICから約20km [電車]JR北陸新幹線 飯山駅から直通バス(野沢温泉ライナー)で約25分+無料シャトルバスで約15分
    ■営業期間:2022年11月26日(土)~2023年5月7日(日)
    ■リフト料金:[1日券]おとな6,000円/シニア(60歳以上)4,800円/こども(中学生以下)3,600円 ※未就学児無料(1名につき保護者1名の要同伴)
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ハピスノ編集部●高橋美穂
宮城県出身、仙台在住の一児のママ。スキー雑誌、音楽系雑誌の編集者を経てフリーライターに。音楽系を中心に様々なメディアでライター業をする傍ら、2021年よりハピスノ編集部に所属。春夏秋冬の高原&スノーリゾートの体験レポートなど、親子旅行に関する各種記事を執筆している。ただし、じつはスキーは10年以上のブランクが…。子供が小学生になり、東京から地元 仙台に引っ越したいま、再び雪山に通おうと画策中。
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