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ドラ割「ウィンターパス2023」最新情報! 交通費を抑えてお得にスキー&スノボ旅|ハピスノ講座

ハピスノ編集長●竹川紀人 2022.11.29
スキー&スノボ旅の費用で、スキー場近隣の方でもない限り、どうしても大きな負担となるのが交通費。クルマならガソリン代と高速料金ですが、この高速料金が安くなるサービスがあるってご存じですか?

今回はそんなサービスのひとつ、NEXCO東日本のドラ割「ウィンターパス2023」を利用して、実際にどれだけお得に行けるのか、徹底検証してみました。
  • "IC近"が雪道運転のリスクを軽減する

    気象庁によれば、昨シーズンに引き続き、今冬もラニーニャ現象が続くとの予想。ここでは、ラニーニャ現象自体の説明は省きますが、簡単にいうと、雪がいっぱい降るから、スキー場のゲレンデコンディションは最高! ということです。

    ふかふかの雪を堪能できるのはうれしい反面、雪が多いと、スノードライブは心配ですよね。とくに、雪道運転に自信のないパパ・ママからは「雪が多いから、今シーズンのスキー&スノーボードは諦めよう」、そんな声も聞こえてきそう。

    でも、ちょっと待って! 天気予報などの情報をしっかりキャッチして、次の対策を講じれば、そこまで恐れることはないんです。

    雪道運転の対策としてポイントとなるのはスキー場選び。雪が多いシーズンほど、“インターチェンジから近い”スキー場をチョイスしましょう。

    なぜなら、高速道路は比較的、除雪が行き届いていて安全だから。つまり、高速道路を走る距離を伸ばしてでも、一般道の走行距離を短くすることが、そのまま雪道運転のリスク軽減につながるんです。

    少々、高速料金の話から脱線してしまいましたが、今回は、そんな理由もあって、新潟 南魚沼市の「ムイカスノーリゾート」を検証場所に選びました。

    首都圏からの日帰り圏最奥の関越道 六日町IC利用ですが、インターチェンジを降りてからはたった3km! という高速道路の走行距離を伸ばして、その分、IC近くのスキー場をチョイス。

    まさに、雪道運転が不安なパパ・ママにおすすめのスノーリゾートなんです。

    ドラ割 ウィンターパス_公式サイト ムイカスノーリゾート_公式サイト
  • 三郷IC⇔ムイカなら最大8,840円もお得

    ハピスノ編集部では、このお得なサービス、ドラ割「ウィンターパス」を多くの読者に紹介してきましたが、よく言われるのは「わかりにくい」のひと言…。

    そうなんです。個々人で出発ICも到着ICも違いますし、しかも、休日割引や深夜割引といったETC割引があるので、簡単に価格差を一覧にすることが難しいんです。だから、一目瞭然! とはなりにくい。

    今回は「ムイカスノーリゾート」への高速料金を例にあげて、どの部分に注目したらいいかも含め、ご紹介していきます。

    ウィンターパスがどれだけお得なのかを示すには、まず、出発ICと到着ICを調べて、正規料金および「休日割引」などのETC割引料金を把握しなければなりません。

    なお、ETC割引には休日割引のほかにも「深夜割引」「平日朝夕割引」がありますが、深夜割引は午前0時から午前4時の間に指定区間を走行する必要があり、ファミリーには不適。

    一方の平日朝夕割引はETCマイレージサービスを活用した還元式で、複数回の乗車が条件となり、スキー場へ行く1回を対象とはできないため、除外しています。

    また、対応車種は軽自動車等と普通車ですが、今回は普通車で計算してみます。

    目的地はムイカスノーリゾートなので、到着ICは関越道 六日町IC。出発ICは仮にハピスノ読者も多い 埼玉 三郷ICとしましょう。

    通常料金は片道7,470円ですので、往復で14,940円。ETC搭載車なら7,130円×2で14,260円。ウィンターパスは往復で6,100円ですから、平日利用なら、ETC搭載車と比較すると8,160円、ETC非搭載車となら8,840円もお得になります。

    ファミリーの場合は土日祝の利用が多いと思いますが、ETC休日割引を利用すると5,230円×2で10,460円。割引額は下がるといっても、4,360円も安くなっちゃうんです。

    ただし、上記の表を見ていただくとわかりやすいですが、手前の下総ICや圏央道最奥のあきる野ICから高速を利用しても料金は同額のため、走行距離が長いほど割引額が大きくなります。

    逆に走行距離が短いと、じつはETC休日割引の方が安いというケースもありますので、注意が必要です。

    ご自分の自宅最寄りのICとスキー場最寄りのIC、さらには利用日が平日か土日祝か、普通車か軽自動車かなどを事前に調べて、「ドラぷら」サイトで損得をしっかり把握したうえで利用するようにしましょう。

    ドラ割 ウィンターパス_公式サイト
  • 6発着エリア計13プランをラインナップ!

    今回はムイカスノーリゾートのケーススタディとして、首都圏発着エリアの「湯沢・沼田・水上プラン」を例に挙げましたが、そのほかにも多彩なプランが用意されています。

    上記表の通り、首都圏発着(川越-花園発着・岩槻-羽生発着を含む)は「湯沢・沼田・水上」「白馬・志賀・妙高」「菅平・軽井沢」「蔵王」「猪苗代・磐梯」「那須・塩原」の6プラン。

    仙台発着は「安比・八幡平」「夏油」「猪苗代・磐梯」の3プラン、新潟発着は「湯沢」「白馬・志賀・妙高」「猪苗代・磐梯」の3プランで、そして、今冬から水戸発着の「猪苗代・磐梯プラン」が誕生し、トータル13プランとなっています。

    利用方法もいたって簡単。「ドラぷら」サイトから事前申込をして、当日、登録したETCカードで走行するだけ。

    注意点としては、発着エリア→目的地エリア→発着エリアの利用が必須で、その逆はNGとなります。

    ドラ割 ウィンターパス_公式サイト
  • ウィンターパス利用でますますお得に!

    もうひとつ、チェックしておきたいのがウィンターパス利用者特典。対象施設で「お申し込み完了メール画面」または「優待券画面」を提示すると、各種割引等のサービスを受けることができるんです。

    たとえば、ムイカスノーリゾートなら、大人リフト1日券4,400円が3,400円に。小学生は2,200円が1,600円、中高生・シニアは3,400円が2,800円とかなりお得。

    リフト券の割引以外にも、温泉やお土産店の割引など、多彩にラインナップされているので、事前チェックを忘れずに!

    そのほかにも、アンケートに答えると来シーズンのリフト券が当たるキャンペーンも。お得なサービスは最大限に活用しましょう。

    たしかに、実際の割引額を調べるのにちょっと時間はかかりますが、それでもその見返りはかなり大きいので、ぜひ、有効活用してみてください。

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    【利用期間】
    2022年12月2日(金)~27日(火)および2023年1月5日(木)~4月3日(月)のうち、連続する最大3日間(日帰り利用可)
    ※12/26~4/2は最大2日間、12/27・4/3は当日のみ利用可
    【お問い合わせ】
    NEXCO東日本お客さまセンター 0570-024-024
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ハピスノ編集長●竹川紀人
埼玉県出身。30年近く、スキー&スノーボード関連メディアに携わる。なかでも、ファミリースキー&スノーボードの普及・啓発を目指し、ファミスキ応援委員会「ファミスキ.jp」を立ち上げたり、「ぴあ こどもと遊ぼう冬」のディレクションを担当するなど、各種メディアの企画立案も。「ハピスノ」は5年前に立ち上げ。これまでに取材したスキー場数は200を超え、ファミリー対象の雪上イベントも多数開催。
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