［広瀬香美さん×ハピスノ編集長］冬の女王降臨！新生「ロマンスの神様」でゲレンデを盛り上げる

• 代表曲の名を冠したスノーリゾートが誕生

  

  ［ハピスノ編集長 竹川紀人（以下、竹川）］広瀬香美さんといえば、「ロマンスの神様」をはじめ、たくさんの楽曲がゲレンデで親しまれていますよね。
  
  かくいうわたしも、まさに「ロマンスの神様」世代で、発売された年はスキーにハマっていた大学生。そこから毎年、スキー場に向かう車のなかで聴いて、ゲレンデでまた聴いて…という感じで冬を過ごしてきました。
  
  ［広瀬香美さん（以下、広瀬）］ありがとうございます。でも、じつは歌詞をみていただけるとわかるんですが、「ロマンスの神様」には雪やスキーといった冬ワードは入っていないんです。
  
  ですから、この曲がウィンタースポーツを愛するみなさんの間で、こんなに広まって、こんなに長い間親しまれることになるとは本当に思ってもいませんでした。
  
  ［竹川］「ロマンスの神様」はどんな状況で生まれたんですか？
  
  ［広瀬］CMのタイアップが決まっていて、「アップテンポでハッピーな恋愛ソングを」というオーダーでした。冬の曲を、ということではなかったんですね。当時、わたしはロサンゼルスで暮らしていて、ロサンゼルスの家で海を見ながら曲を書いた記憶があります。
  
  ［竹川］ロサンゼルスで海を見ながら…というと、だいぶイメージとは違いますね（笑）

  

  ［竹川］今シーズンは、木島平スキー場が「スノーリゾートロマンスの神様」として生まれ変わりますが、ご自分の作った楽曲がスキー場の名称になると聞いたときは、どんなお気持ちでしたか？
  
  ［広瀬］びっくりしました！名称が企業名や商品名になっている施設の多くは、お金を払って命名権契約をしますよね。こんな形もあるんだなって。
  
  振り返ってみると、わたしはこの「ロマンスの神様」という楽曲に支えられてここまでこられたと思いますし、もう名刺代わりというか、「『ロマンスの神様』の広瀬香美でございます」といって通じるので、感謝しかないです。
  
  昨年はtiktokでも取り上げていただき、10代・20代の方にもたくさん聴いていただきました。
  
  今回、こうやってスキー場の名称に採用していただき、また、世代を超えて家族で楽しんで聴いていただけるきっかけをいただいて、本当に感謝に堪えません。わたしも全力でサポートしていきたいと思っています。

  広瀬香美 x Night Tempo「ロマンスの神様」_詳細情報 スノーリゾートロマンスの神様_詳細情報
• 30年ぶり！「ロマンスの神様」を新たにリリース

  

  ［竹川］スキー場のリニューアルにあわせて、「ロマンスの神様」も、DJのNight Tempoさんとのコラボによって生まれ変わりましたね。
  
  ［広瀬］そうなんです。もともと、Night Tempoさんがステージでわたしの楽曲を取り上げて演奏してくださっているということを聞いていて、とてもうれしく思っていました。
  
  今回、新たにリミックスしていただくと聞いたときは、オリジナルの音源を使うのかなと思っていたんですが、Night Tempoさんから「いまの広瀬さんの歌声で」というリクエストをいただいたんです。
  
  もともとの曲が持つ雰囲気が変わってしまうんじゃないかなという不安もあったんですが、Night Tempoさんが「僕にまかせてください！」ということで。

  

  ［広瀬］収録のときは、ちょっと歌うとすぐに「違うんです、広瀬さん」と何度も止められて。「語尾をもっと、こういう感じで」と、スパルタ指導をされました（笑）
  
  ［竹川］広瀬さんに歌唱指導するとは、Night Tempoさん、すごいですね（笑）
  
  ［広瀬］でも、自分とは異なる世代のスタッフ、クリエイターの方々との仕事は刺激的でした。新しい仕事の仕方というか、わたしとは違う音楽に対するとらえ方、考え方というのをNight Tempoさんから教わり、とても勉強になりました。
  
  まだビートには慣れないですが、聞き手にとって気持ちのいい、とても素敵な曲になったと思います。乗れる曲だと思いますし、Night Tempoさんと一緒にライブ活動を楽しみたいと思います。

  広瀬香美 x Night Tempo「ロマンスの神様」_詳細情報 スノーリゾートロマンスの神様_詳細情報
• スキー場は家族で一日楽しめる場所

  

  ［竹川］広瀬さんはスキーやスノーボードをしないとお聞きしていましたが、YouTubeでスキーをされているのを拝見しました。リフトを降りてきたシーンを見て、「あれっ、転んでいない、すごい！」と驚きました（笑）
  
  ［広瀬］いえいえ、本当は全然滑れないので、あれはできているところだけを使ってもらったんです。じつはあのあと、パトロールに出動してもらって救出してもらったんです…。
  
  ［竹川］えっ。そんな事態になっていたんですね…。怪我がなくてよかったです。あの、スキーを嫌いになったりしていませんか？
  
  ［広瀬］いえいえ、もう少し早くやっておけばよかったな～とは思いますが、嫌いにはなったりはしていませんよ。みなさんが気持ちよさそうに滑っているのを見て、うらやましいなと思います。

  

  ［竹川］これまでスキーをする機会はなかったんですか？
  
  ［広瀬］九州で育って、大学時代はロサンゼルスと日本を行き来していたので、スキーとは縁がなくて…。
  
  ［竹川］今シーズンは行く予定はありますか？
  
  ［広瀬］もちろん、行きたいし、行かなければ！と思っています。
  
  ［竹川］ちなみに、広瀬さんは、どんなスキー場だったらいいと思いますか？
  
  ［広瀬］うーん…。リフトに並ばなくていいとか？（笑）
  
  ［竹川］じつはいま、そんなに並ばないんです。かつては約2,000万人だったスキー人口が、いまでは500万人以下にまで減ってしまっていて…。わたしも、もう一回ブームを、と思って家族に向けたスキー雑誌やホームページを作っているんです。
  
  ［広瀬］本当にスキー場って、家族みんなで1日中楽しめますよね。一緒に滑って転んで、おしゃべりして、お腹が空いたら温かくておいしいものを食べて…。本当に楽しいスポーツだっていうのはわたしにもわかります。

  

  ［竹川］スキー場もいろいろ進化していて、スキー＆スノーボードをしなくても楽しめる場所になっているんですよ。例えば、「スノーリゾートロマンスの神様」には、日本最大級の800mのそりコースがあるんです。
  
  子供から大人まで使えるそりのレンタルもあって、安全に雪遊びを楽しめるので、広瀬さんにもおすすめです。雪上を滑走する気持ちよさをぜひ体感してください。
  
  ［広瀬］それは、ぜひやってみたいです！
  
  ［竹川］そのためにも今シーズン、雪がしっかり降ってくれるといいですね。
  
  ［広瀬］わたしも毎年ひやひやしながら冬を迎えます。というのも、いい雪がちょうどよく降ってくれると、わたしの楽曲もみなさんにたくさん聴いてもらえますが、雪が降らないと、わたしの楽曲もあまり盛り上がりません（笑）
  
  今シーズンは「スノーリゾートロマンスの神様」ができましたし、いつも以上にいい雪が降るように雪の神様にお祈りしたいと思います。
  
  ［竹川］これからも、スキー業界の盛り上げにご協力をお願いいたします。

  

  【プロフィール】
  ■広瀬香美さん
  福岡県出身。国立音楽大学在学中より、ロサンゼルスと日本を行き来する。1992年、アルバム「Bingo！」でデビュー。「愛があれば大丈夫」「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」など、数々のウィンターソングが大ヒットし、冬の女王と呼ばれるように。2022年、「ロマンスの神様」がTikTokで話題となり、「TikTok2022上半期トレンド大賞」を受賞。
  
  ■ハピスノ編集長 竹川紀人
  ファミリースキー関連メディアのディレクターをしてはや10余年。現在、「ハピスノ」編集長のほか、「tenki.jp」や「トラベルjp」のスキー場関連情報のディレクターも兼務。ファミリー対象の雪上イベントも多数主催。2児の父。

• 「木島平SNOW LOVERS」開催決定！

  

  雪上音楽ライブ「木島平SNOW LOVERS～愛とか、恋とか、出会いとか」が、2024年2月24日（土）、スノーリゾートロマンスの神様 特設ステージにて開催されることが決定しました。
  
  もちろん、広瀬香美さんとNight Tempoさんが出演し、生まれ変わった「ロマンスの神様」を披露してくれるようです。さらに、松本伊代さん、早見 優さんのほか、Night Tempoさんプロデュースの「FANCYLABO」も出演予定。
  
  入場無料という大盤振る舞いのこのイベント、これを機会に、新生「スノーリゾートロマンスの神様」に滑りに行ってはいかがでしょうか？
  
  【木島平SNOW LOVERS～愛とか、恋とか、出会いとか】
  ■開催日：2024年2月24日（土）16:00～
  ■会　場：スノーリゾートロマンスの神様 特設ステージ
  ■料　金：入場無料

  木島平SNOW LOVERS～愛とか、恋とか、出会いとか_詳細情報